DOCSシアター
(2023年期):予約終了

「生き抜く」をテーマに、現役の映画監督が選んだ珠玉の作品をお届けします。


8/5(土) 16:00〜

終了

あしがらさん

監督:飯田基晴 2002年/73分

あしがらさんは長年新宿の路上で暮らす。残飯で飢えをしのぎ、誰とも付き合わない。あるとき彼の笑顔に触れた監督は「このひとをもっと知りたい」と撮影を始める。ポツポツと語られる言葉に耳を傾け、二転三転する状況に寄り添う。3年におよぶ撮影で生まれた信頼が、思いがけぬ変化をもたらす。新たな人生を歩み出すあしがらさんの姿は、私たちに微笑みと希望を与えてくれる。

公式サイト:http://www5f.biglobe.ne.jp/~ashigara/

「ホームレス」と出会う子どもたち

監督:神吉良輔 2009年/30分

なぜ若者や子どもによる「ホームレス」襲撃が起きるのか?大阪・釜ヶ崎にあるこどもの里が行う「子ども夜まわり」の活動を軸に、参加する子どもたちの変化、ホームレス生活を送る鈴木さん(64歳)の仕事や生活、その思いに迫る。 さらに「ホームレス」襲撃問題をとおして、居場所(ホーム)なき子どもたちの弱者いじめの問題を問い直す。

公式サイト:http://hc-net.org/materials/dvd/

※上映終了後に、監督(飯田基晴)とゲストによるトークあり。

ゲスト:北村年子(ホームレス問題の授業づくり全国ネット代表・ルポライター)
ルポライター、ノンフィクション作家、ラジオパーソナリティ、自己尊重トレーニング・トレーナーと幅広く活動しており、ホームレス問題の授業づくり全国ネットの代表を務めている。著書に『「ホームレス」襲撃事件と子どもたち―いじめの連鎖を断つために』等。

9/2(土) 16:00〜

終了

アリ地獄天国

監督:土屋トカチ 2019年/98分

とある引越会社。社員らは自らの状況を「アリ地獄」と呼ぶ。それは、長時間労働を強いられ、事故や破損を起こせば借金漬けに陥る状況を指す。営業職の34才の男性は異議を唱え、一人でも入れる労働組合に加入した。すると、粉塵の舞うシュレッダー係へ配転、のちに懲戒解雇に追い込まれ、事由を記した「罪状ペーパー」なる掲示物までもが、全国支店に貼りだされてしまう。生き残るための、労働映画(ロードームービー)

公式サイト:https://www.ari2591059.com

※上映終了後に、監督(土屋トカチ)によるトークあり。

10/14(土) 16:00〜

終了

東京干潟

監督:村上浩康 2019年/83

多摩川河口で暮らす80代のホームレスの老人の生き様に迫る。シジミ取りの名手として、寒い日も暑い日も干潟に浸かり、大粒のシジミを採る。そこで得た稼ぎの大半は、捨て猫たちの餌代に費やされる。孤独なようで、様々に人と支えあい、いざという時は人助けも厭わない。波乱に富んだ彼の人生を追い、日本社会が抱える様々な問題を浮き彫りにし、戦後から令和にかけての現代史をも鳥瞰する。都市の最下流から世界が見えてくる。新藤兼人賞2019金賞/門真国際映画祭2019最優秀賞作品賞。

公式サイト:https://higata.tokyo/

※上映終了後に、監督(村上浩康)によるトークあり。

11/4(土) 16:00〜
終了

破片のきらめき 心の杖として鏡として

監督:高橋愼二 2008年/80分

精神科病院の中にある造形教室。ここには様々な困難を抱えた人たちがやってくる。カメラは彼らとの10年にわたる交流を経て、現代に稀に見る“魂の営みの場”を捉えた。病んでいる”といわれる人たちの描き出す作品群は、現代社会が見失ってしまったもの、私たちにとってかけがえのないものを鮮明に浮かび上がらせる。彼らの描いた作品と彼ら自身の生きる姿を通して本作は、“病む”とは何か、“表現”とは何か、そして“生きる”とは何かを静かに問いかけます。第14回ヴズール国際アジア映画祭【仏】観客賞・ドキュメンタリー最優秀作品賞。

公式サイト:https://www.hahennokirameki.com/

※上映終了後に、監督(高橋愼二)によるトークあり。

12/10) 1330〜
終了

ガーダ パレスチナの詩

監督:古居みずえ/2005年/106分

フォトジャーナリスト、古居みずえが、現代パレスチナの女性の生きざまをとらえたドキュメンタリー。ガザ地区難民キャンプで生まれ育ったガーダは、古い因習に立ち向かう自立心旺盛な女性。抵抗運動で親戚の少年が殺されたことを契機に、民族が追われた故郷の歴史をたどり始める。封建的な男性社会であるパレスチナでは、女性たちの声が聞え難い。古居は、ガーダの23歳から35歳までの結婚や出産などの出来事を追いながら、男性のジャーナリストでは撮影する事が不可能な貴重な映像を紡ぎ、難民キャンプで生きる人々のリアルな日常を描き出す。困難な状況の中、故郷の料理や歌い継ぐべき詩歌を残そうと奔走する女性の成長ぶりが深い感動を生む。

公式サイト:https://tofoofilms.co.jp/catalog/catalog-110/

※上映終了後に、監督(古居みずえ)によるトークあり。

※トーク終了は 16時ごろを予定。

各回共通

【料金】
一般:1,200円
学生および障害のある方:1,000円
18歳以下:500円

【定員】
各回40名程度(立ち見あり)

【参加方法】
下記「お申し込み」から必要事項にご記入の上、送信ください

【会場】
横浜市ことぶき協働スペース
〒231-0026  横浜市中区寿町4−14  横浜市寿町健康福祉交流センター2階