「コトブキストーリー」を考える会

ヨコハマDOCSの活動拠点がある寿町。ヨコハマDOCSでは寿町でのドキュメンタリー映画製作の可能性を視野に

この街の過去と現在を、地域の人や事柄から学ぶ場を作っています。

実施概要

【日時】
ことぶき協働スペースにて、毎月第3土曜日の16~18時に行います。※変更する場合があります

実施予定

※8月はお休みです 

どなたでもご参加いただけます。

【参加方法】
事前にお知らせください。
下記「ご連絡」から、「コトブキストーリー」を考える会に参加したい旨をご記入のうえ、ご送信ください。

【会場】
横浜市ことぶき協働スペース
〒231-0026  横浜市中区寿町4−14  横浜市寿町健康福祉交流センター2階

コラム:いま寿町で映画製作を考える

ヨコハマDOCS代表  飯田基晴

寿町では、1970年代に小川プロダクションによりドキュメンタリー映画『どっこい!人間節 -寿・自由労働者の街』が制作されました。1980年代には『寿ドヤ街 生きる』、『寿ドヤ街 生きる2』(ともに監督:渡辺孝明)が作られましたが、その後40年近く、ドキュメンタリー映画は作られていません。

さまざまな過去や背景を持つ人々が暮らすこの街で、安易にカメラをまわすべきではないでしょう。しかし、記録や記憶に留めておくべき事柄が、街のあちこちにあるのも事実です。

それらは映像よりむしろ、活字のノンフィクションとして描かれてきました。近年も意義ある書籍が相次いで刊行されています。2020年には『寿町のひとびと』(山田清機著 朝日新聞出版)が出版。

そして、ことぶき協働スペースを拠点に、2021年に寿歴史研究会が発足し、2023年に『横浜寿町 地域活動の社会史』(上下巻 寿歴史研究会編 社会評論社)を出版しています。

果たしていま寿町で、社会の課題や人間の尊厳を描くドキュメンタリー映画を作ることができるでしょうか?
ドキュメンタリー映画を作るということは、撮影対象を見つめるだけでなく、撮影対象から見つめられることでもあります。
私たちは街の人々にカメラとともに受け入れてもらえる存在となり得るのでしょうか。
作るならば、何を撮り、何を表すべきでしょう?

まずは1年をかけて、映画製作の可能性を探りたいと思います。
私たちとともにこの挑戦に取り組んでくれる仲間を募ります。

寿町に生きる人やこれまで関わってきた人にぜひ参加して頂きたい。同時に、これまで関わってこなかった人も参加して頂きたい。
映像制作の技術や経験のある人にもぜひ参加して頂きたい。同時に初心者でよいから、熱意と好奇心のある人にも参加して頂きたい。

多様なバックボーンを持つ人同士が協働で取り組むことが、きっとこの街の多様性を描き出す力になる、いまはそう考えています。

今後の予定

2024年度も引き続き、毎月第3土曜日の16~18時に行います

※予定は変更になる可能性もございます。ご了承ください。